2006年 07月 19日
源頼朝の夢枕物語を訪ねて
なぜか前の夜に「明日は8時半出発だから」と誰に相談もなく言い切ったうちの母の一言で、8時半に鳥浜を出発。おじさんはいつも最高のルートで眺めのいいドライブコースを行ってくれます。
今回行った中で一番良かったのは「佐助稲荷神社」。鎌倉駅から近い神社で、お嬢さんのエリちゃんが前から行きたがっていた神社。
車を置いて民家を歩いていくと突然現れる鳥居、そこからは浮き世離れした世界が広がるのであります。
鳥居をくぐり山の中に入っていくと、本当にもののけがいるような不思議な空気が流れていて、なぜだか鼓動が早まってくる。単に階段をのぼっているからとか、太っているからとか、そういう理由ではなく、胸騒ぎのような妙な気分。今まで里にはなかった大きなシダがうっそうと茂り、幽玄な雰囲気がするの。
面白いのは階段の両脇にある狐の像、下から順に大きくなって、最後はちょっと恐い形相になっています。階段をのぼり切り本殿に行く途中には古い祠が多く、また狐の像もかなりの量。
突然ですが、この稲荷神社がなぜ源頼朝と深い繋がりがあるのか説明します。
【頼朝が伊豆に流されていた頃、夢に翁が現れ打倒平氏の兵を挙げるよう告げた。名前を聞くと「隠れ里の稲荷」だという。3日続けてこの夢を見た頼朝は挙兵し平家を討伐。鎌倉に幕府を開いた頼朝は、佐助ガ谷に稲荷神社があると知り、社殿を建てたというのが佐助稲荷神社のいわれ。】
また頼朝は当時「佐殿(すけどの)」と呼ばれていて、「佐殿を助けた」ので佐助稲荷神社という名前が付いたとも言われているらしい。
頼朝が征夷大将軍になったことから、別名「出世稲荷」とも言われ、H子思わず狐のストラップを購入。商売繁盛にも御利益があるんだって。
でも頼朝が祠を建てたのとは別に、もっと昔から信仰されていたような感じがするのは私だけではないと思う。山の空気からして、もともと聖域であったかと思われる。そう思わずにはいられない場所なのです。
頼朝の夢枕物語第二弾は、銭洗弁天で有名な宇賀福神。
宇賀福神は蛇の体に人間の顔をもつ水の神様で、あるとき頼朝の夢枕に立ち「この水を汲んで神仏を供養すれば天下が平和になる」とのお告げ、そこで祠を祀ったのが始まりなんだそう。お金を洗うとお金が倍増すると信じられているけれど、本当はそうではないみたいね。蛇だけに巳の日に洗うとより御利益があるとか。ちなみにここの湧き水は鎌倉五名水に数えられているとのこと。
なんだか勉強になるでしょ。おかげで私もちょっと頭が良くなった感じ。雑学博士になれる。(H子)
今回行った中で一番良かったのは「佐助稲荷神社」。鎌倉駅から近い神社で、お嬢さんのエリちゃんが前から行きたがっていた神社。
鳥居をくぐり山の中に入っていくと、本当にもののけがいるような不思議な空気が流れていて、なぜだか鼓動が早まってくる。単に階段をのぼっているからとか、太っているからとか、そういう理由ではなく、胸騒ぎのような妙な気分。今まで里にはなかった大きなシダがうっそうと茂り、幽玄な雰囲気がするの。
面白いのは階段の両脇にある狐の像、下から順に大きくなって、最後はちょっと恐い形相になっています。階段をのぼり切り本殿に行く途中には古い祠が多く、また狐の像もかなりの量。
突然ですが、この稲荷神社がなぜ源頼朝と深い繋がりがあるのか説明します。
【頼朝が伊豆に流されていた頃、夢に翁が現れ打倒平氏の兵を挙げるよう告げた。名前を聞くと「隠れ里の稲荷」だという。3日続けてこの夢を見た頼朝は挙兵し平家を討伐。鎌倉に幕府を開いた頼朝は、佐助ガ谷に稲荷神社があると知り、社殿を建てたというのが佐助稲荷神社のいわれ。】
また頼朝は当時「佐殿(すけどの)」と呼ばれていて、「佐殿を助けた」ので佐助稲荷神社という名前が付いたとも言われているらしい。
頼朝が征夷大将軍になったことから、別名「出世稲荷」とも言われ、H子思わず狐のストラップを購入。商売繁盛にも御利益があるんだって。
でも頼朝が祠を建てたのとは別に、もっと昔から信仰されていたような感じがするのは私だけではないと思う。山の空気からして、もともと聖域であったかと思われる。そう思わずにはいられない場所なのです。
頼朝の夢枕物語第二弾は、銭洗弁天で有名な宇賀福神。
宇賀福神は蛇の体に人間の顔をもつ水の神様で、あるとき頼朝の夢枕に立ち「この水を汲んで神仏を供養すれば天下が平和になる」とのお告げ、そこで祠を祀ったのが始まりなんだそう。お金を洗うとお金が倍増すると信じられているけれど、本当はそうではないみたいね。蛇だけに巳の日に洗うとより御利益があるとか。ちなみにここの湧き水は鎌倉五名水に数えられているとのこと。
by kobacken
| 2006-07-19 17:47
| おでかけ
|
Comments(0)