2017年 10月 25日
甘酒の補足~こぼれ話
教室で教わったことを忘れないうちに。
一般的に甘酒というと、酒粕で作ったアノ香りのキツい飲み物を想像すると思いますが、本来の甘酒は、お米と米麹で作ったものです。(と、自分に言い聞かせる)
なので、アルコールは含まれません。
また酒粕で作る場合、そこに砂糖を添加して味をつけますが、米麹で作る場合は発酵過程でブドウ糖が作られるため、自然な甘味のある飲料になります。
それじゃ、なんで酒なのさ!とおっしゃるアナタ、甘酒の酒は飲む酒でなく、酒蔵の酒なのですよ。
つまり、甘酒=酒蔵の甘い飲み物、というわけ。
もともと酒造りは寒仕込み、夏は暇なので、だったら麹で何か作れないかと、どぶろくになる前の甘い飲み物を売ってみたら、これが夏バテにいいと大繁盛。(以来、甘酒は夏の風物詩、季語にもなっています)
当時、江戸幕府が甘酒事業に投資をしたと言われるほど、現代でも「飲む点滴」と呼ばれる滋養豊富な栄養ドリンクなのです。
お酒の席の多かった武士社会では、飲む前に甘酒を飲むのは武士の作法と言われ、悪酔い、二日酔いの防止にも役立ちます。
また、消化酵素を含む甘酒は、食後に飲むと胃もたれを抑えてくれたり、ビタミンB群やコハク酸も多く含むので美肌作りにもグッド。
ビタミンAとCはほとんど含まれず、なので、べったら漬けにするというのは理にかなった食べ方といえます。
これらの活きた酵素は、50から60度までをキープして作った生の甘酒に含まれており、市販されている甘酒は加熱処理をしているので、たとえ米麹で作っていても酵素の効果はかなり弱いとお考えください。
ただ、80度を超えると一気に甘くなるから、砂糖代わりとして料理に使うと旨味もアップして良いですよ。
金時豆を入れて2日置いたものを、朝食にいただきました。
これを寒天で冷やし固めても美味しそうだな。
ちなみに、甘酒をしばらく放置するとアルコール発酵するので、そのままどぶろくとして飲むことも可能。
ですが、酒税法に違反するため、あくまでも「甘酒が勝手に発酵しちゃった飲み物」として、ご自宅でひっそりお楽しみください。(H子)
「身軽に!家も暮らしもシンプルに」のミガルです。
イイネをいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
おいしそうな記事ばかりでゆっくり読ませていただきます♪
詳しい説明ありがとうございました!
夏バテ&更年期で調子が悪かった時に、自分で甘酒作ってみようかなと乾燥した麹を手に取ったんです。
でも思いつきで買って作らなくて古くしちゃうことよくあるので^^;本当に作ろう!という時に買おうと思って止めておきました。
H子さんのわかりやすい説明で、やっぱり作ってみたいなぁって思いました。
炊飯器でも作れるみたいですよね。
私は元々甘酒が好きなので、夏は、売ってるのを、効き目はあんまりないんだろうなぁって思いながらも飲んでいました(笑)
長男と次男は子供の時、甘酒はイモムシの味がすると言って嫌っておりました。イモムシの味って・・^^;
昨日から甘酒のレポ、興味深く拝見しております。
私も甘酒は大好きで、また健康に良いと実感しているので、かなりしょっちゅういただいております。私も炊飯器を使って、自分でつくることもありますよっ♪私実は造り酒屋の血が流れているんです。母方の祖父は造り酒屋の出でしたから。なので、子供の頃から特に夏場、冬場もよく飲んでいました。酒粕の甘酒って逆にあまり飲んだことないです。酒粕は粕汁とか粕漬けに使うイメージです。今はいろんなメーカーさんが甘酒を販売されていますが、おっしゃる通り、やはり自分でつくると本当の甘酒の効果をより実感しますよね!私も飲酒の前に甘酒を少しいただいたり、またはヨーグルトやヤクルトも悪酔いを防ぐと思います。麹菌の効果は味噌や納豆同様、日本で生きていくには欠かせない菌の力だと思います。
わー目からウロコ!
ワタクシも苦手です。酒粕の甘酒。
ほんまもん飲んでみたくなりました!
にしても、夏の季語だなんて。
てっきり初詣で振舞われるから冬の季語かと!
こちら関西は、シチューとともに粕汁シーズン到来です。
主人の好物なのに、にほひがアレなので、
作ってあげられないのですが。泣
あります、あります!!
思いつきで買って、作ったつもりになる。。。笑
私も教室で学んで、その勢いでモチベーション上げてます。
あとは持続性の問題ですが、家族の健康管理のためにも続けていく「つもり」です。
これを機に、オータムさんも一緒にやりましょう!!おー!!
あ、イモムシの味???
イモムシを味わったことがないので・・・・お宅のぼっちゃんたち、いつ食べた??笑
ほえ〜!造り酒屋の流れなんですか!?
だったら良い麹が手に入るのでしょうか。羨ましい。
うちの方は酒粕をよくいただいたので、冬場は粕汁、粕鍋、甘酒とよく食卓に上がりましたが、甘酒だけはどうも苦手で。
いや〜、米麹は素晴らしいですね。
さすが日本の国菌です!!
麹菌が作り出すものは必須アミノ酸からあらゆる酵素があって、醤油、味噌、糠漬け、甘酒があれば人間健康に生きていかれると言われるの、よくわかります。
まほろばさんの麹にまつわるお話、もっと聞きたいなぁー。
関西は酒粕よく使いますよね。
だからなのか、我が家にも小さい頃はよくありました。
そうそう、あの甘酒って寒さをしのぐ、みたいなイメージですもんね。
初詣のときに振る舞われるし。
ayumidoriさんは完全に酒粕アウトなんだー。
粕汁シーズンなのにね。